| 2026-02-26 |
中国/業界動向/電子・IT |
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中国研究陣、リチウム電池で新技術 航続距離2倍に
中国の研究チームがリチウム電池の中核技術で新たな成果を上げた。南開大学や上海空間電源研究所などの研究者による共同チームが、従来と異なる電解液技術を開発した。電池のサイズや重量を変えずにエネルギー密度を高められるとしている。
『証券時報』など現地メディアによると、新技術を適用すれば、同一条件下で航続距離を従来比で約2倍に伸ばせる可能性があるという。低温環境での性能も大幅に改善し、エネルギー利用効率の向上や使用時の安定性向上につながるとしている。電動車や蓄電システムなど幅広い分野への応用が見込まれる。
研究成果は26日未明(現地時間)、国際学術誌「Nature」に掲載された。リチウム電池はハイテク産業から日常生活まで用途が広がっており、今回の発表は次世代電池開発の方向性に影響を与える可能性がある。
リチウム電池は電気自動車(EV)や再生可能エネルギーの蓄電分野で需要が急拡大している一方、エネルギー密度の向上や低温時の性能低下、発火リスクの抑制が長年の課題とされてきた。各国が全固体電池など次世代技術の開発を競うなか、既存の液系電池の性能を大幅に引き上げる今回の成果は、量産化の難易度やコスト面でも注目を集めそうだ。