中国の映画市場で17日、恒例の春節(旧正月)映画の公開が始まった。春節初日に合わせて多くの話題作の公開が始まり、猫眼娯楽(
01896)の映画興行データプラットフォーム「猫眼専業版」によると、現地時間午前11時時点で興行収入は6億7000万元に達している。今年は春節連休が過去最長の9連休となることから、今年の興行収入が70億−80億元に上るとの見方も出ている。
同時点で興行収入1位は、レーシングコメディーの『飛馳人生3』。興行収入は3億元を超え、春節映画シェアはほぼ5割に達した。同作は元ラリードライバーの再挑戦を描く人気シリーズ第3弾。スピード感あるレース描写とユーモアを融合させた娯楽色の強い内容で、春節らしい大衆向け作品として集客を伸ばしている。
2位は約1億2000万元の『驚蟄無声』。中国映画界を代表する張芸謀(チャン・イーモウ)監督の最新サスペンスで、社会の暗部を題材にした緊迫感ある展開が注目を集める。3位はアニメ映画の『熊出没・年年有熊』で約9000万元。人気アニメ「熊出没」シリーズの劇場版で、家族連れを中心に安定した動員を確保している。
春節映画は、旧正月連休に合わせて公開される大型作品群を指す。中国では1年で最も映画館がにぎわう時期とされ、家族や友人と娯楽作品を楽しむ文化が定着。製作側もコメディーやアニメ、アクションなど大衆性の高い作品を集中投入し、年間興行を左右する重要な商戦となっている。
2025年の春節映画では、神話を題材にしたアニメ映画の『ナタ 魔童の大暴れ(ナタ2)』が大ヒットを記録した。春節枠は話題作が興行を押し上げる傾向が強く、市場の注目度も年々高まっている。