アリババ集団、新型AIモデル「Qwen3.5-Plus」を発表 「Gemini 3 Pro」に匹敵
中国IT大手のアリババ集団(
09988)傘下の人工知能(AI)モデル開発部門「千問」は16日、初のネイティブマルチモーダル大規模言語モデル「Qwen3.5-Plus」を発表した。中国メディアの報道によると、性能はグーグルの最上位AIモデル「Gemini 3 Pro」に匹敵するという。Qwen3.5-Plusのアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)価格は、100万トークン当たり最低0.8元で、Gemini 3 Proの18分の1にとどまる。『信報』が16日伝えた。
千問はQwen3.5-Plusの発表に加え、Qwen3.5シリーズ初となるモデル「Qwen3.5-397B-A17B」のオープンウエート版も公開した。前者はシリーズ最新の大規模言語モデル、後者は旗艦モデルに位置付けられ、いずれもテキストとマルチモーダルのタスクに対応する。
「Qwen3.5-397B-A17B」は、推論、プログラミング、エージェント機能、マルチモーダル理解など、あらゆるベンチマーク評価で優れた性能を発揮し、開発者や企業の生産性向上を支援する。このモデルは、線形アテンションとスパース混合エキスパートを組み合わせた革新的なハイブリッドアーキテクチャを採用しており、優れた推論効率を実現する。総パラメータ数は3970億に達するが、1回の前向き推論で起動するパラメータはわずか170億で、能力を維持しつつ速度とコストを最適化している。また、対応言語・方言は119種から201種へ拡大した。
報道によると、千問のモバイルアプリとPC版はすでに「Qwen3.5-Plus」モデルに接続されている。開発者は、魔搭コミュニティーとHuggingFaceからダウンロードするか、アリババクラウドの百煉を通じてAPIサービスを直接利用できる。さらに、1兆を超えるパラメータを持つ「Qwen3-Max」モデルは、展開時のメモリ占有率が60%削減され、最大推論スループットは最大19倍に向上する。