レノボ・グループ(
00992)が12日前引け後に発表した25年10−12月期決算は、売上高が前年同期比18.1%増の222億400万米ドルとなり、四半期ベースで過去最高を更新した。AI(人工知能)関連の売上高拡大と主要3事業のそろっての2桁増収が業績を押し上げた。
純利益は21.2%減の5億4600万米ドルだった。インフラ事業のコスト構造最適化に伴うリストラ費用2億8500万米ドルの計上が響いた。一時費用などを除いた調整後純利益は36%増の5億8900万米ドルと実質的には増益基調を維持した。累計9カ月(4−12月)の売上高は18.0%増の614億8600万米ドル、純利益は7.5%増の13億9100万米ドルだった。
事業別では、インテリジェント・デバイス・グループ(IDG)がPC市場で世界シェア25.3%を維持し、AI PCやスマートフォンの拡販で成長した。インフラストラクチャー・ソリューション・グループ(ISG)はAIサーバー需要を背景に売上高が31%増の52億米ドルと過去最高を記録、受注残高は155億米ドルに達した。再編の効果により26年1−3月期で黒字化を目指す。ソリューション&サービス・グループ(SSG)は19四半期連続の2桁増収となり、営業利益率22.5%と高収益を維持した。
AI関連売上高は72%増と急拡大し、グループ売上高の32%を占めた。26年のCESでは統合型スーパー個人エージェント「Qira」を発表し、デバイス横断型のAIサービス強化を打ち出した。
今後はISG再編により今後3年間で年2億米ドル超のコスト削減を見込む。部品コスト上昇やマクロ環境の不透明感はあるものの、営業キャッシュフロー9億5200万米ドルの財務基盤を背景に研究開発投資を継続し、持続的な利益成長と株主還元を目指す。