JPモルガンが最新リポートで、中国の人工知能(AI)スタートアップ、DeepSeekが春節(旧正月)期間中にも発表するとみられる新バージョンについて、プラットフォーム経済の効率化につながると指摘した。推論コストの大幅な低下など効率性を重視した改善が実現すれば、AIは経済的に実用可能となり、高頻度消費向けプロダクトに直接組み込まれ、単体のチャットボットにとどまらなくなるとの見方を示した。『AAストックス』が12日伝えた。
インターネットプラットフォーム企業の中では、テンセント(
00700)がDeepSeekの新バージョンから最も大きな恩恵を受ける可能性が高いと指摘。次いで、トリップ・ドットコム(
09961)や快手科技(
01024)、貝殻控股(
02423)といった特定分野に特化した業界大手が続くとした。一方、アリババ集団(
09988)や百度(
09888)への影響は限定的とした。
北京智譜華章科技(
02513)などの独立系モデル開発業者については、直接的な顧客の奪い合いよりも、技術力の波及効果が重要になると指摘。DeepSeekの技術革新がエコシステム内で急速に拡散し、業界水準の引き上げや開発サイクルの短縮につながるとした。こうした中、JPモルガンは北京智譜華章科技やミニマックス(
00100)に対して強気の見方を維持し、API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を通じた収益化が進むと評価した。