| 2026-02-12 |
中国/業界動向/電子・IT |
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アリババ創業者基金、中国AI企業の競争力を評価 米中対立は大きく影響せず
アリババ創業者基金(AEF)の周駱美h(Cindy Chow)の執行取締役兼最高経営責任者(CEO)は、米中の地政学リスクが中国本土の人工知能(AI)企業に大きな影響を与えることはないとの見解を示した。本土のAI企業は十分な競争力を持っており、鍵となるのは各市場への参入準備状況だと述べた。『AAストックス』が12日伝えた。
AEFは2024年末、AIアプリケーションへの投資に特化した専門ファンドを設立した。半導体やデータセンターへの投資は計画していない。2025年は2件の投資を実施しており、1件は本土企業、もう1件は米シリコンバレーに拠点を置き中国に開発チームを持つ企業が対象だった。
周氏は、投資判断において地政学的リスクや米国経済の不確実性も考慮するものの、製品が市場に適合しているかなどファンダメンタルズを最重要視すると説明。AI分野は変化が速く、新規競合が次々に出現するため、製品の成功を測るにはアクティブユーザー数だけでなく、市場変動に耐えうるユーザーの定着率が必要だと指摘した。
また、2000年のITバブルを引き合いに、当時は実際の事業や収益進展が伴わない企業の評価額が高騰していたことを指摘。現在は、実際に事業を展開するAI企業の利益率は健全で、評価額も妥当だの認識を示した。