31日の香港市場で、中国の生活関連アプリ運営大手、美団(
03690)が大幅安。株価は日本時間午前10時45分現在、前日比4.16%安の122.10HKドルで推移している。
『インフォキャスト』は31日、南アフリカのメディア企業ナスパーズ子会社のプロサスが過去2週間で保有する美団の2億5000万米ドル(約19億5000万HKドル)相当の株式を売却したようだと外電を引用して伝えた。30日終値(127.4HKドル)で計算すると、売却した株式は約1500万株(発行済み株式総数の0.25%)に相当する。
売却で得た資金は他の電子商取引企業への投資に充当される見通し。プロサスのFahd Beg最高執行責任者(COO)は、少数株主として美団の株式保有を継続する一方で、一部を売却してエコシステム強化の資金に充てる可能性もあるとした。
テンセント(
00700)は2022年に特別中間配当として手持ちの美団株の現物配当を実施すると発表し、ナスパーズは美団の株式を取得していた。