ソニーグループ傘下のゲーム会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、人気アクションアドベンチャーゲーム「Horizon(ホライゾン)」シリーズの著作権および商標を侵害されたとして、中国インターネットサービス大手のテンセント(
00700)を米カリフォルニア州で提訴した。訴状によると、テンセントが開発中のゲーム「荒野起源(Light of Motiram)」は、「Horizon」シリーズの特徴的な要素を模倣しているという。「全く独創性のないクローン(slavish clone)」であり、ゲーム購入者に誤解を与えかねないとソニー・インタラクティブエンタテインメントは主張している。ロイター通信が28日伝えた。
米誌『バラエティー』によると、訴状は25日、カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所に提出された。原告は「荒野起源」のリリース差し止めを申し立てたほか、「Horizon」シリーズの1作品ごとに最大15万米ドルの損害賠償または著作権侵害によりSIEが被った実損額の支払いを求めている。ソニーおよびテンセントの広報担当者はコメントを控えている。テンセントは「荒野起源」の発売日をまだ発表していない。