新薬開発の受託会社、無錫薬明康徳新薬開発(
02359)は28日大引け後、2025年の売上高見通しを42億5000万−43億5000万元に上方修正すると発表した。従来の見通しは41億5000万−43億元だった。継続事業の売上高が25年も2桁成長すると見込み、増収率予想をこれまでの10−15%から13−17%に引き上げた。同社は主力の研究開発製造受託事業者(CRDMO)業務に力を入れ、引き続き生産と経営の効率向上を図ると表明した。
同時に発表した25年6月中間決算の売上高は前年同期比20.6%増の207億9900万元。うち継続事業は204億500万元で、24.2%増加した。純利益は95.5%増の82億8700万元と、ファクトセットがまとめた市場コンセンサス予想の85億6400万元を下回った。
粗利益率は43.8%と前年同期を4.9ポイント上回った。製造プロセスの継続的な最適化と臨床後期・商業化プロジェクトの成長に伴う生産効率の上昇により主力の化学業務(WuXi Chemistry)の部門粗利益が前年同期比50.2%増え、全体をけん引。関連会社のWuXi XDCケイマンの持ち分を一部売却した収益が29億3300万元に上り、利益を押し上げた。