29日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。米中が28−29日にスウェーデンの首都ストックホルムで3度目となる閣僚級協議を行っているほか、今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催や、7月の米雇用統計、4−6月期の米国内総生産(GDP)速報値、7月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI) の発表などが予定されている。結果を見極めたい投資家は積極的な買いを控えているもよう。足元の上昇を受けて目先の利益をいったん確定する売りが重荷となっている。
指数は日本時間午前10時41分現在、前日比0.66%安の25394.68ポイントで推移。個別では、宅配便大手の中通快逓(
02057)、光学部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)、スマートフォン大手の小米集団(
01810)が安い。国際金融株のHSBC(
00005)、大型ネット株の美団(
03690)なども売られ、指数を押し下げている。半面、2025年6月中間決算を発表した無錫薬明康徳新薬開発(
02359)が大幅高。自動車ディーラーの中升集団(
00881)が反発。保険株のAIAグループ(
01299)が続伸している。