週明け28日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前営業日比0.40%高の25490.45ポイントだった。中国企業指数は0.08%高の9157.64ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1497億2000万HKドル。
ハンセン指数は反発して始まり、序盤は一本調子で上げ幅を拡大。欧州連合(EU)に続いて、中国が米国の貿易交渉で合意に達するとの期待から買いが入った。米中は28−29日に3度目となる閣僚級協議をスウェーデンの首都ストックホルムで開く。ただ、ハンセン指数は24日に付けた終値ベースの約3年8カ月ぶり高値(25667.18)が意識され、上値が次第に重くなった。一時高く推移していた中国本土市場の主要株価指数が結局下げて前場の取引を終えたことも、投資家心理を冷やしたもよう。
個別では、保険株のAIAグループ(
01299)、中国人寿保険(
02628)、中国平安保険(
02318)が買われて相場の上昇を主導。製薬の中国生物製薬(
01177)が5%超続伸した。香港商業不動産の九龍倉置業地産(
01997)、教育サービスの新東方教育科技(
09901)も高い。半面、前週末に高かった中升集団(
00881)、信義ガラス(
00868)、信義光能(
00968)が売られた。ボトル入り飲料水大手の農夫山泉(
09633)も大幅安だった。