25日前場の香港市場で、ハンセン指数は6営業日ぶりに反落。前場終値は前日比1.11%安の25383.07ポイントだった。中国企業指数は1.26%安の9140.83ポイント。メインボードの半日の売買代金は概算で1510億HKドル。
ハンセン指数は安く始まり、じりじりと下げ幅を拡大。下落率が1%を超えると下げ渋ったものの、前場の安値圏で引けた。前日は終値ベースで2021年11月16日以来およそ3年8カ月ぶりの高値を付けたとあって、いったん利益を確定する売りが優勢だった。中国本土市場で主要株価指数が下落したことも地合いの悪化につながったもよう。
個別では、大型ネット株の美団(
03690)、JDドットコム(
09618)、アリババ集団(
09988)、テンセント(
00700)がそろって下げ、相場の重荷だった。ショート動画の快手科技(
01024)、教育サービスの新東方教育科技(
09901)は続落した。新エネルギー車のBYD(
01211)と子会社のBYDエレクトロニック(
00285)も安い。半面、医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)と無錫薬明康徳新薬開発(
02359)が前日に続いて大幅高。ボトル入り飲料水大手の農夫山泉(
09633)、宅配大手の中通快逓(
02057)も買われた。