中国のネット通販大手、JDドットコム(
09618)が独小売大手、Ceconomyの買収に向けて交渉を本格化させているようだ。Ceconomyの評価額は22億ユーロに上っている。『信報』が25日、外電を引用して伝えた。
JDドットコムはCeconomy の買収価格として1株当たり4.6ユーロを提示しており、23日終値(3.75ユーロ)を23%上回る水準となる。Ceconomyは欧州で「MediaMarkt」や「Saturn」など1000店舗超の家電量販店を展開している。
ただ、現時点でJDドットコムとCeconomyの主要株主との間で拘束力のある合意には至っていない。JDドットコムは2023年末にCeconomyの買収に関心を示しており、劉強東会長は今年6月、欧州の家電販売市場への進出を示唆していた。
JDドットコムの株価は日本時間午前10時55分現在、前日比1.28%安の131.60HKドルで推移している。