2025-07-23 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:5日続伸、3600ポイント乗せ 金融株などに買い
23日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日続伸。前場終値は前日比0.75%高の3608.58ポイントだった。深セン成分指数は0.31%高の11134.07ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1兆1379億9700万元だった。
上海総合指数は高く寄り付いた。心理的節目の3600ポイントの手前では上値の重さが目立ったが、前引け前に一段高となり、同節目に乗せて前場の取引を終えた。米中協議の前進への期待が買いを支えた。ベッセント米財務長官は22日、米中閣僚協議をスウェーデンの首都ストックホルムで28−29日に開くと明らかにした。以前の協議で合意した高関税の一時停止の期限延長が議題となる見通しを示した。また、トランプ米大統領は同日、「そう遠くない将来に中国を訪問することになるだろう」とホワイトハウスで語った。
セクター別では、証券が全面高。保険、銀行、医療サービス、鉄鋼なども高い。半面、軍需関連、送配電設備、工事コンサルティング、バッテリーなどが売られた。
上海B株指数は0.22%高の264.45ポイント、深センB株指数は0.22%高の1274.13ポイント。