23日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。中国と米国の貿易交渉が前進するとの見方から買いが先行している。ベッセント米財務長官は22日、米中閣僚協議をスウェーデンの首都ストックホルムで28−29日に開くと明らかにした。トランプ米大統領は同日、「そう遠くない将来に中国を訪問することになるだろう」とホワイトハウスで語った。
指数は日本時間午前10時32分現在、前日比0.62%高の25284.75ポイントで推移している。個別では、時価総額が大きい保険大手のAIAグループ(
01299)が買われて相場の上昇を主導。中国検索大手の百度(
09888)、太陽光パネル用ガラスの信義光能(
00968)が大幅高となった。医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)と無錫薬明康徳新薬開発(
02359)も買われている。一方、製薬の翰森製薬(
03692)、新エネルギー車のBYD(
01211)が下落している。