22日の香港市場で、ハンセン指数は3営業日続伸。終値は前日比0.54%高の25130.03ポイントだった。中国企業指数は0.39%高の9075.60ポイント。メインボードの売買代金は概算で2660億7000万HKドル。
ハンセン指数は心理的節目の25000ポイントに乗せてスタート。序盤にマイナス圏に沈む場面もあったが、その後は総じて堅調に推移した。終値ベースで2021年11月18日以来、およそ3年8カ月ぶりの高値を再び更新した。米ドル高・香港ドル安が一服し、香港からの資金流出懸念が和らいだことや、米長期金利の低下、中国政府による過当競争の抑制に向けた措置などが好感された。
ハンセン指数構成銘柄では、ガラスメーカーの信義ガラス(
00868)と太陽光発電用ガラスメーカーの信義光能(
00968)、自動車ディーラーの中升集団(
00881)、自動車・電池メーカーのBYD(
01211)などが大幅高。半面、教育関連の新東方教育科技(
09901)、香港銀行株の中銀香港(
02388)、製薬の石薬集団(
01093)、新興新エネルギー車メーカーの理想汽車(
02015)などが安い。大型ネット株の美団(
03690)、大手国有銀行の中国建設銀行(
00939)が売られ、相場の重荷となった。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.38%高の5606.83ポイントと4営業日続伸。BYD、蔚来集団(
09866)、華虹半導体(
01347)、SMIC(
00981)が上昇率上位。半面、金蝶国際ソフト(
00268)、キングソフト(
03888)、ASMPT(
00522)、地平線機器人(
09660)が下落率上位だった。