シティグループは最新リポートで、チベット高原からインドに流れ込むヤルンツァンポ川(雅魯藏布江)に世界最大級の水力発電所を建設するプロジェクトが着工したことに触れ、発電所関連の資本的支出が1億2000万元、送電網関連の資本的支出が7680億元に達すると予想した。水力発電設備メーカーの東方電気(
01072)や、送電網設備メーカーの思源電気(
002028)、河南平高電気(
600312)、許継電気(
000400)などが恩恵を受けるとしている。『AAストックス』が22日伝えた。
また、国家電網が2025年の資本支出予算を8月にも引き上げる可能性があるとし、これも送電網関連銘柄に追い風となると分析した。
一方、6月中間決算の発表を控え、個別銘柄では華潤電力控股(
00836)を選好。同社の再生可能エネルギー事業のA株分離上場計画を評価した。また、金風科技(
02208)は利益率の改善、タウンガス(
01083)は利益成長が寄与するほか、協キン科技(
03800)と通威(
600438)は供給側改革の恩恵を受けるとした。