中国ネット通販大手のJDドットコム(
09618)が正式に「料理パートナー」募集計画を始動したもようだ。全国の飲食ブランドや調理師を対象に、1000品目のメニューをつくるパートナーを募る。総額10億元の現金を投入する。四川日報報業集団のネットメディア『封面新聞』が22日伝えた。
新たなサプライチェーンモデルの下、パートナーの役割はレシピの提供と商品開発への参加だけで、調理と品質管理は、共同経営するデリバリー専門ゴーストレストラン「七鮮小厨」が担う。販売はデリバリーとテイクアウトの2方式で展開される。各料理のパートナーに選ばれると、最低保証として現金100万元が即時支給される上、売り上げに応じたシェア収入を上限なしで受け取ることができる。
『封面新聞』によると、JDドットコム今後3年間で100億元超を投資して中国各地に1万カ所以上の「七鮮小厨」を建設する計画だ。パートナーは、店舗開設や人件費などの初期投資を負担することなく料理を全国規模で販売することができ、安定した追加収入が見込める。なお、すでに「費大厨」や「嘉和一品」、「紫燕百味鶏」、「朴大叔拌飯」などの有名飲食ブランドが応募済みで、パートナー第1陣の有力候補となっている。