2025-07-22 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:4日続伸、チベット大規模発電プロジェクトが支え
22日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日続伸。前場終値は前日比0.25%高の3568.78ポイントだった。深セン成分指数は0.56%高の11069.57ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1兆1371億2000万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付いた後、前日終値を挟んで一進一退の展開となったが、結局は前場の高値で引けた。前日終値は2022年1月18日以来およそ3年半ぶり高値だっただけに利益確定売りが出た半面、前日に続いて発電事業・建設関連の銘柄が大きく買われ、相場を支えた。チベット高原からインドに流れ込むヤルンツァンポ川(雅魯藏布江)に、約1兆2000億元を投じて世界最大級の水力発電所を建設するプロジェクトが19日に着工した。また、「住宅賃貸条例」の公布を受け、賃貸物件の供給拡大に期待する買いも入ったもよう。
セクター別では、バッテリー素材が全面高のほか、セメント、建設機械、貴金属、鉄鋼が大きく買われた。一方、銀行、包装材、ゲーム、製紙・印刷が売られた。
上海B株指数は0.01ポイント安の262.04ポイント、深センB株指数は1.91ポイント安の1260.01ポイントだった。