2025-07-21 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日続伸、政策期待などが支え セメント株など全面高
週明け21日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続伸。前場終値は前営業日比0.44%高の3549.89ポイントだった。深セン成分指数は0.29%高の10945.76ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1兆858億3400万元だった。
上海総合指数はプラス圏で推移した。10月30日−11月1日に韓国で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)の期間中またはそれ以前に米国のトランプ大統領と中国の習近平国家首席が会談する可能性があるとの報道が好感された。また、中国政府による景気対策への期待は強いほか、中国当局が「内巻(内向きの過当競争)」問題の解決に向けた動きを強化していることを受け、恩恵が見込めるセクターを中心に買いが入った。セクター別では、セメント・建材や鉄鋼、石炭がほぼ全面高となった半面、保険が全面安。銀行やインターネットサービスも安かった。
上海B株指数は0.35%高の261.40ポイント、深センB株指数は0.26%高の1258.10ポイントだった。