週明け21日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。中国当局が18日にフードデリバリー大手3社を呼び出して過当競争の是正を指導したと伝わり、値下げ競争による収益性悪化への懸念が和らいだもよう。米ミシガン大学が18日発表した予想インフレ率が低下したことを受け、米長期金利が低下したことも相場を支えている
指数は日本時間午前10時36分現在、前営業日比0.65%高の24986.69ポイントで推移している。個別ではフードデリバリー業務を手掛ける大型ネット株のJDドットコム(
09618)やアリババ集団(
09988)、美団(
03690)がそろって買われ、相場の上昇を主導。ボトル入り飲料水大手の農夫山泉(
09633)、スポーツ用品の李寧(
02331)、アルミメーカーの中国宏橋(
01378)も高い。半面、前週末に2025年6月中間決算見通しを発表した信義ガラス(
00868)が安い。カジノ株の銀河娯楽(
00027)とサンズ・チャイナ(
01928)も売られている。