18日の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反発。終値は前日比1.33%高の24825.66ポイントだった。中国企業指数は1.51%高の8986.47ポイント。メインボードの売買代金は概算で2386億9000万HKドル。
ハンセン指数は高く始まり、幅広いセクターで買いが先行。中盤は上げ幅を縮小したものの終盤に持ち直し、結局はこの日の高値で終えた。終値は2022年2月11日以来およそ3年5カ月ぶりの高値となった。前日の米株式市場で主要株価指数が上昇した流れを引き継ぎ、投資家が運用リスクをとりやすくなった。中国と米国の貿易交渉が進むとの期待も引き続き相場の支えとなったもよう。
ハンセン指数構成銘柄では、中国本土保険大手の中国人寿保険(
02628)と中国平安保険(
02318)、中国ネット通販大手のJDドットコム(
09618)、アリババ集団(
09988)が買われて相場の上昇を主導した。宅配大手の中通快逓(
02057)、製薬の翰森製薬(
03692)、ボトル入り飲料水大手の農夫山泉(
09633)は大幅に続伸した。アルミメーカーの中国宏橋(
01378)と金鉱大手の紫金鉱業集団(
02899)の上昇も目立つ。半面、太陽光パネル用ガラスの信義光能(
00968)が安い。カジノ株の銀河娯楽(
00027)とサンズ・チャイナ(
01928)は続落した。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.65%高の5538.83ポイントと続伸。企業向けクラウドの金蝶国際ソフト(
00268)、新興電気自動車メーカーの蔚来集団(
09866)、動画プラットフォームのビリビリ(
09626)が大幅高だった。半面、半導体株の華虹半導体(
01347)とASMPT(
00522)が軟調だった。