18日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反発。前場終値は前日比0.73%高の24676.64ポイントだった。中国企業指数は0.78%高の8922.57ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1360億5000万HKドル。
ハンセン指数は高く始まり、幅広いセクターで買いが先行。前日の米株式市場で主要株価指数が上昇した流れを引き継ぎ、投資家が運用リスクをとりやすくなった。中国と米国の貿易交渉が進むとの期待も引き続き相場の支えとなったもよう。ただ、ハンセン指数は3月19日に付けた年初来高値の24874.39ポイントが上値のめどとして意識され、じりじりと上げ幅を縮めた。
個別では、中国本土保険大手の中国人寿保険(
02628)と中国平安保険(
02318)、大型ネット株のJDドットコム(
09618)、アリババ集団(
09988)、美団(
03690)が買われて相場の上昇を主導した。アルミメーカーの中国宏橋(
01378)と金鉱大手の紫金鉱業集団(
02899)の上昇も目立つ。宅配大手の中通快逓(
02057)は続伸した。半面、太陽光パネル用ガラスの信義光能(
00968)が安い。光学部品の舜宇光学科技(
02382)、ビール大手のバドワイザーAPAC(
01876)、自動車メーカーの理想汽車(
02015)と吉利汽車(
00175)は反落した。