17日の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。終値は前日比0.08%安の24498.95ポイントだった。中国企業指数は0.09%安の8853.10ポイント。メインボードの売買代金は概算で2364億1000万HKドル。
ハンセン指数はプラス圏での推移も目立ったが、終盤に再びマイナス圏に沈んでこの日の取引を終えた。ベッセント米財務長官の発言などを受けて米中協議の進展期待などから買いが入ったものの、指数は約4カ月ぶりの高値水準とあって利益確定の売りが広がった。また、中国景気の先行きに対する不安も強く、相場の重しとなった。
ハンセン指数構成銘柄では、アリババ集団(
09988)が売られて指数を押し下げたほか、周大福珠宝(
01929)や百度(
09888)も安かった。半面、純電気自動車(BEV)「理想i8」の予約を開始したと発表した理想汽車(
02015)が10%近く上昇したほか、吉利汽車(
00175)が4%超上昇した。中国生物製薬(
01177)や翰森製薬(
03692)など医薬関連の上昇も目立った。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.56%高の5448.85ポイント。理想汽車のほか、地平線機器人(
09660)や京東健康(
06618)が上昇率上位だった。半面、百度や小米集団(
01810)、蔚来集団(
09866)が売られた。