17日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに反発。終値は前日比0.37%高の3516.83ポイントだった。深セン成分指数は1.43%高の10873.62ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆5393億7500万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、前場は前日終値を挟んだ狭いレンジでの小動きだったが、後場はもみ合いながら上げ幅を拡大した。指数が3500ポイント付近で推移しており、利益確定売りが出やすい状況にあるものの、米中協議の進展や、中国当局による景気下支え策への期待が買いを支えた。結局、指数はこの日の高値圏で引けた。
セクター別では、航空機製造・宇宙関連、バイオ製品、電子部品、医療サービスなどが高い。半面、貴金属が全面安となったほか、不動産開発、銀行などが売られた。
A株市場では、テック株の立訊精密工業(
002475)、歌爾(
002241)、浙江水晶光電科技(
002273)、富士康工業互聯網(
601138)、通信設備大手の中興通訊(
000063)、太陽光発電関連の晶澳太陽能科技(
002459)、TCL中環新能源科技(
002129)などの上昇が目立った。製薬の華東医薬(
000963)、自動車部品メーカーの寧波均勝電子(
600699)が続伸。半面、石炭化学工業会社の寧夏宝豊能源集団(
600989)、送配電機器の思源電気(
002028)、航空大手の中国国際航空(
601111)、銀行株の中信銀行(
601998)、中国光大銀行(
601818)などが下げた。
上海B株指数は0.11%高の260.14ポイント、深センB株指数は0.81%高の1252.26ポイントだった。