小型モーター大手のジョンソン・エレクトリック(
00179)は16日大引け後、中国の昇降機大手、上海機電(
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上海の共同出資会社は製品の販売チャネルとなる。さらに、中国でのヒューマノイド・ソリューションの事業開発や研究開発、応用エンジニアリング、顧客サービスを担う。出資比率はジョンソン・エレクトリックの全額出資子会社が49%、上海機電が51%。
深センの共同出資会社はヒューマノイドのハードウエアモジュールとハードウエアシステムインテグレーションに関する設計、研究開発、製造の拠点となる。出資比率はジョンソン・エレクトリックの全額出資子会社が51%、上海機電が49%で、ジョンソン・エレクトリックの持ち分法適用会社となる。
共同出資会社2社の登録資本金はともに7500万元(約1050万米ドル)で、ジョンソン・エレクトリックは上海共同出資会社に3675万元(約510万米ドル)、深セン共同出資会社に3825万元(約540万米ドル)を現金で出資する。共同出資会社2社の設立には、中国当局による登録・認可手続きの完了が必要となる。