16日の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅続落。終値は前日比0.03%安の3503.78ポイントだった。深セン成分指数は0.22%安の10720.81ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆4420億4200万元だった。
上海総合指数は総じてマイナス圏で推移し、心理的節目の3500ポイントを挟んでもみ合った。序盤と終盤にプラス圏に浮上する場面もあったが、勢いは弱かった。中国の6月の経済指標の悪化が引き続き重荷。指数が3500ポイント付近で推移しているとあって、目先の利益をいったん確定する売りが出た。
セクター別では、保険が全面安。銀行、鉄鋼、バッテリー素材、建設コンサルティングなども下げた。半面、教育が全面高となったほか、製薬、自動車部品、自動車サービス、石油などが買われた。
A株市場では、ゲーム関連の巨人網絡集団(
002558)、保険株の新華人寿保険(
601336)、鉄鋼メーカーのアンガン・スチール(
000898)、宝山鋼鉄(
600019)、自動車メーカーの上海汽車集団(
600104)などが安い。前日に高かった送配電機器の思源電気(
002028)、電子機器受託製造の富士康工業互聯網(
601138)が反落した。セメントメーカーの安徽コンチセメント(
600585)が続落。半面、製薬の上海復星医薬(
600196)、華東医薬(
000963)、油圧シリンダーメーカーの江蘇恒立液圧(
601100)、自動車部品メーカーの寧波均勝電子(
600699)、安徽中鼎密封件(
000887)、熱制御部品メーカーの浙江三花智能控制(
002050)などが買いを集めた。
上海B株指数は0.19%高の259.86ポイント、深センB株指数は0.14%高の1242.19ポイントだった。