2025-07-16 |
香港/企業動向/電子・IT |
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中国新興AI企業「ミニマックス」、香港IPOを申請か=WSJ
米紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』は15日、事情に詳しい関係者の話として、上海市拠点の人工知能(AI)スタートアップ、稀宇科技(MiniMax)が香港証券取引所に新規株式公開(IPO)を非公表の形で申請したと伝えた。中国本土の管轄当局にも香港IPOの承認を求めており、早ければ年内の上場を目指すという。
北京市を拠点に大規模言語モデルを開発する智譜(Zhipu AI)も、上場に向けて投資銀行と準備を進めているもよう。関係者によると、上場場所を検討している段階という。
稀宇科技と智譜はともに、アリババ集団(
09988)やテンセント(
00700)の出資を受けている。2社は月之暗面(Moonshot AI)、百川智能(Baichuan AI)、零一万物(01.AI)、深度求索(DeepSeek)と並ぶ中国のAI新興企業で、株式市場関係者からIPOの有力候補として注目されている。