2025-07-16 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続落、3500ポイント挟んでもみ合い 保険・銀行株に売り
16日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比0.12%安の3500.62ポイントだった。深セン成分指数は0.11%高の10755.85ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で9148億3600万元だった。
上海総合指数は総じてマイナス圏で推移し、心理的節目の3500ポイントを挟んでもみ合った。序盤はプラス圏に浮上する場面もあったが、勢いは続かなかった。中国の6月の経済指標の悪化が引き続き重荷。前日に発表された6月の小売り売上高と1−6月の固定資産投資はともに市場予想から下振れ。1−6月の不動産販売額と開発投資はともに下落率が拡大した。
セクター別では、保険と銀行が全面安となり、指数を押し下げた。鉄鋼、バッテリー素材、貴金属なども安い。半面、自動車関連、繊維・アパレル、製薬などが買われた。
上海B株指数は0.15%高の259.76ポイント、深センB株指数は0.16%高の1242.46ポイントだった。