電子たばこ機器の世界最大手、思摩爾国際(
06969)は15日大引け後、2025年6月中間期の業績見通しを発表した。当期利益は前年同期比21−35%減の4億4300万−5億4100万元を見込む。減益の主因として、◇24年10−12月期(第4四半期)に付与したストックオプションおよび株式報酬の影響(25年上半期に発生した現金支出を伴わない株式報酬費用は前年同期比で約1億7560万元増加)、◇海外を中心に自社ブランド市場を開拓したことによる販売費の大幅増加、◇法務サービス費用の大幅増加――を挙げた。
株式報酬費用を除いた調整後当期利益は6億8800万−7億8700万元の見通し。前年同期比で9%減から4%増の範囲となる。
一方、売上高は18%増の60億1300万元に達する見通しを示した。「世界の主要市場でわが社の革新的な製品の競争力が継続的に高まり、自社ブランド事業と法人顧客向け事業の両部門で売り上げを伸ばした」と同社は説明した。