2025-07-16 |
香港/政策/金融 |
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香港金融管理局、約148億HKドルの香港ドル買い介入
香港金融管理局(HKMA)は香港ドルが許容変動幅の下限に達したことを受け、16日早朝の外国為替市場で148億2900万HKドル規模の香港ドル買い・米ドル売りを実施した。『香港経済日報』によると、民間銀行がHKMAに保有する決済性預金口座残高は17日に864億2900万HKドルに減少する見通し。
香港ドルはペッグ制を採用しており、1米ドル=7.75−7.85HKドルの範囲で米ドルに連動する。外国為替市場で香港ドル相場が下限か上限に達すると、香港の中央銀行にあたるHKMAが市場介入する。
香港ドル相場が前回7.85HKドルに達したのは11日未明で、HKMAは同日に132億8200万HKドルの香港ドル買い介入を実施。『香港経済日報』は、6月以降の6回にわたる香港ドル買い介入の規模が計871億8300万HKドルに達し、5月に流入した短期で投機的な「ホットマネー」の67%に相当すると指摘した。