2025-07-15 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:4日ぶり反落、3500ポイント割れ
15日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日ぶりに反落。前場終値は前日比0.93%安の3486.88ポイントだった。深セン成分指数は0.26%安の10657.22ポイントと続落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1兆807億6100万元だった。
上海総合指数は小動きで始まった。日本時間午前11時に中国国家統計局が発表した経済指標を受けた売りが次第に膨らみ、心理的節目の3500ポイントを割り込んで前場の安値圏で引けた。2025年4−6月期国内総生産(GDP)は前年同期比5.2%増と市場予想を上回ったものの、伸び率は1−3月期の5.4%から鈍化。6月の小売売上高と1−6月の固定資産投資はともに市場予想から下振れした。指数は前日に終値ベースで2022年1月24日以来およそ3年半ぶりの高値を連日で更新していただけに、いったん利益を確定する動きも重荷だった。
全セクターで売りが優勢となった。バッテリー素材と医薬販売が全面安。宝飾品、石炭、電力、太陽光発電、採掘も大幅に下げた。
上海B株指数は1.66%安の258.53ポイント、深センB株指数は0.73%安の1237.01ポイントだった。