週明け14日の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日続伸。終値は前営業日比0.26%高の24203.32ポイントだった。中国企業指数は0.52%高の8732.74ポイント。メインボードの売買代金は概算で2103億6000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付き、前場は前週末終値を挟んで一進一退の展開。後場はプラス圏で堅調に推移した。前週にトランプ米政権が複数の国に関税率引き上げを通告したことで貿易交渉への不安が高まったが、午前に発表された中国の6月米ドル建て輸出が市場予想を上回り、地合いが改善した。中国の国内総生産(GDP)など主要経済指標の発表を15日に控えて上値を買い上がる勢いは乏しかったものの、終値は2日以来8営業日ぶりの高値だった。
ハンセン指数構成銘柄では、前週末に2025年6月中間決算見通しを発表した中国神華能源(
01088)が大幅に続伸した。ショート動画プラットフォームの快手科技(
01024)、製薬の翰森製薬(
03692)、医薬品ネット通販の京東健康(
06618)はそろって反発。ビール大手のバドワイザーAPAC(
01876)も高い。一方、保険株のAIAグループ(
01299)が下落し、相場の重荷だった。火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)、中国検索サービス最大手の百度(
09888)も安い。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.67%高の5283.50ポイントと続伸。新興電気自動車メーカーの蔚来集団(
09866)が10%超上昇した。快手科技のほか、ゲーム・オフィスソフト大手のキングソフト(
03888)も買われた。半面、百度や、中国ネット通販大手のJDドットコム(
09618)が下げた。