週明け14日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続伸。終値は前営業日比0.27%高の3519.65ポイントだった。深セン成分指数は0.11%安の10684.52ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆4587億5000万元だった。
上海総合指数は終日プラス圏で推移し、終値で2022年1月24日以来、およそ3年半ぶりの高値を連日で更新した。ベッセント米財務長官が先週、今後数週間に中国側と協議すると発言したことを受け、米中協議の進展に対する期待が高まっているほか、中国政府による景気支援策への期待も強く、買いが広がった。一方、中国の税関総署が14日発表した2025年6月の米ドル建て貿易統計は、輸出が前年同月比5.8%増となり、市場予想(5.0%増)を上回った。セクター別では、貴金属や電機、自動車サービスなどがほぼ全面高となった半面、ゲームや造船、証券などが売られた。
A株市場では、思源電気(
002028)がストップ高を付けたほか、2025年6月中間決算で大幅増益となる見通しを発表した中国中車(
601766)が4%超上昇。上海汽車集団(
600104)やペトロチャイナ(
601857)も高かった。半面、三七互娯網絡科技集団(
002555)や巨人網絡集団(
002558)、用友網絡科技(
600588)などが売られた。
上海B株指数は0.07%高の262.90ポイント、深センB株指数は0.45%安の1246.13ポイント。