週明け14日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日続伸。前場終値は前営業日比0.11%高の24166.03ポイントだった。中国企業指数は0.35%高の8718.07ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1197億HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付いた後、前週末終値を挟んで一進一退の方向感に乏しい展開。前週にトランプ米政権が複数の国に関税率引き上げを通告したことで貿易交渉への不安が高まったものの、米中首脳会談が年内に実現する「可能性は高い」とのルビオ米国務長官の発言が伝わり、投資家心理を支えたもよう。午前に発表された6月の中国貿易統計は、米ドル建ての輸出が市場予想を上回った半面、輸入が予想から下振れするまちまちの結果だった。
個別では、中国ネット通販大手のアリババ集団(
09988)が買われて相場の上昇を主導。前週末に2025年6月中間決算見通しを発表した中国神華能源(
01088)が大きく買われた。新エネルギー車の理想汽車(
02015)、ショート動画プラットフォームの快手科技(
01024)、製薬の翰森製薬(
03692)も高い。一方、大型株のAIAグループ(
01299)、JDドットコム(
09618)が売られて重荷となった。火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)が大幅安。中国検索サービス最大手の百度(
09888)、カジノ運営のサンズ・チャイナ(
01928)と銀河娯楽(
00027)は続落した。