11日の香港市場で証券株が高い。中原証券(
01375)、南華金融控股(
00619)、興証国際(
06058)が急騰したほか、業界大手の国泰海通証券(
02611)、申万宏源集団(
06806)なども大きく上昇している。香港の「ステーブルコイン条例」の施行を8月1日に控え、証券業界で暗号資産を取引できる業務免許の取得が進むなか、香港の証券会社に新たな収益源が開けるとの思惑買いが入ったもよう。
中国メディア『格隆匯』は、国泰君安国際(
01788)など複数の証券会社が最近、香港証券先物取引委員会(SFC)から第1類(証券取引)免許の「昇級版」を取得しており、その他の業務免許を持つ事業者やフィンテック企業との提携を通じて暗号資産市場への参入体制を整えていると伝えた。業界関係者によれば、暗号資産取引サービスを提供できる業務免許の取得は珍しいことではなく、すでに30社超の証券会社が昇級版第1類免許を取得済みという。
日本時間午後3時17分現在、関連銘柄の値動きは次の通り。
■南華金融控股(
00619):0.390HKドル(前日比74.11%高)
■中原証券(
01375):2.98HKドル(同50.51%高)
■興証国際(
06058):0.61HKドル(同28.42%高)
■国泰海通証券(
02611):15.60HKドル(同10.64%高)
■申万宏源集団(
06806):3.05HKドル(同8.54%高)