11日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前日比1.90%高の24485.49ポイントだった。中国企業指数は1.83%高の8827.03ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1758億5000万HKドル。
ハンセン指数は小高く寄り付き、次第に上げ幅を拡大。前場の高値圏で引けた。中国と米国の貿易交渉が進展するとの思惑買いが引き続き支えとなった。前日の米株高に加え、きょうの中国本土市場では政策期待から主要株価指数が上昇したことで、投資家心理が強気に傾いたもよう。
個別では、前日大引け後に2025年6月中間決算見通しを発表した医薬品受託開発の無錫薬明康徳新薬開発(
02359)が11%超上昇。同系列の薬明生物技術(
02269)も大幅高となった。保険株の中国平安保険(
02318)、中国平安保険(
02318)、AIAグループ(
01299)、大型ネット株のアリババ集団(
09988)と美団(
03690)も大きく買われ、相場を押し上げた。半面、太陽光パネル用ガラスの信義光能(
00968)、製薬の中国生物製薬(
01177)が反落した。