2025-07-11 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土前引け:続伸、米中協議の進展や政策支援に期待
11日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前日比1.05%高の3546.50ポイントだった。深セン成分指数は0.94%高の10731.19ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1兆162億1600万元だった。
上海総合指数は小動きで始まったものの、ほどなくして上向きに転じ、上げ幅を広げた。中国商務省の報道官が10日の記者会見で、米国との通商協議について「緊密な意思疎通を続けている」と述べたことを受け、米中協議の進展に対する期待が引き続き地合いを支えた。また、中国のSNSで来週当局の「ハイレベル会議」が開かれるとの観測情報が広がり、未確認情報ではあるものの、政策期待の買いが指数を押し上げた。
セクター別では、造船、レアメタル、証券、バッテリー素材が全面高。金融・投資関連や、ソフトウエア開発なども高い。半面、建設コンサルティング、ガラス繊維、ゲーム、セメント・建材などが売られた。
上海B株指数は0.05%高の262.03ポイント、深センB株指数は0.08%高の1248.81ポイントだった。