10日の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。終値は前日比0.57%高の24028.37ポイントだった。中国企業指数は0.83%高の8668.26ポイント。メインボードの売買代金は概算で2467億2000万HKドル。
ハンセン指数は、前場は前日終値付近でもみ合ったが、後場に入って徐々に上げ幅を拡大すると、心理的節目の24000ポイントを回復した。9日のNY市場や10日の中国本土市場の上昇が好感されたほか、米中協議の進展期待から買いが広がった。また、中国政府は今年に入ってから良質な住宅の建設について頻繁に言及しており、政策の方向性や需給関係の変化を背景に高品質な住宅市場が成長トレンドに入るとの見方から一部不動産関連銘柄に買いが集まった。
ハンセン指数構成銘柄では、不動産開発大手の龍湖集団(
00960)や華潤置地(
01109)、中国海外発展(
00688)が大きく上げたほか、中通快逓(
02057)や舜宇光学科技(
02382)、BYDエレクトロニック(
00285)の上昇も目立った。半面、九龍倉置業地産(
01997)や京東健康(
06618)、BYD(
01211)が売られた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.29%安の5216.60ポイント。舜宇光学科技やBYDエレクトロニックのほか、金蝶国際ソフト(
00268)や理想汽車(
02015)が上昇率上位だった。半面、キングソフト(
03888)や小鵬汽車(
09868)、地平線機器人(
09660)が売られた。