大和証券キャピタル・マーケッツは最新リポートで、中国の自動車・電池メーカー、BYD(
01211)の投資判断を「買い」に設定した。BYDは7月から「王朝」「海洋」「方程豹」の販売ネットワークで新たな価格戦略を導入しており、新設の「自律委員会」が主導し、覆面調査などの取り締まりを実施していると指摘。違反時には高額の罰金(最低30万元)が科されており、BYDの一切容赦しない姿勢が示されているとした。『経済通』が10日伝えた。
大和はBYDの新たな取り組みについて、短期的には販売台数の伸びに影響が出る可能性があると指摘。ただ、中期的にはディーラーの経営状況の健全性の維持や過度な価格競争の抑制につながるとし、BYDの新エネルギー車分野でのポジション強化も期待できるとした。
BYDの株価は日本時間午後3時19分現在、前日比1.73%安の119.20HKドルで推移している。