2025-07-09 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:5日続伸、3500ポイント回復 米中協議の進展に期待
9日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日続伸。前場終値は前日比0.29%高の3507.69ポイントだった。深セン成分指数は0.36%高の10626.87ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で9552億8800万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付いた後に心理的節目の3500ポイントに乗せてもみ合う展開。米中協議の進展に対する期待が地合いを支えた。ラトニック米商務長官は8日、米CNBCのインタビューで、8月上旬に中国と貿易交渉を行うと明らかにし、「これまでより大きな貿易協議のプロセスを始めることができるだろう」と述べた。もっとも、指数が3年半ぶりの高値圏で推移しているとあって、上値は重かった。
セクター別では、金融・投資関連、文化・メディア、医療サービス、セメント・建材などが高い。半面、貴金属と保険が全面安となったほか、レアメタル、電子化学品、風力発電設備などが下げた。
上海B株指数は0.12%高の261.43ポイント、深センB株指数は0.05%高の1242.76ポイントだった。