2025-07-08 |
中国/政策/その他 |
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習近平国家主席が山西省を視察、資源型経済転換を推進
習近平国家主席は7月7日から8日にかけて山西省を訪問し、資源型経済の転換を加速する重要性を強調した。習国家主席は、山西省が中部地区の発展を加速し、黄河流域の生態保護と高品質な発展を進めるために、党中央の戦略を確実に実行する必要があると訴えた。国営新華社が8日伝えた。
習国家主席は、山西省の地元政府幹部らとともに、陽泉市と太原市を訪問し、現地での状況を視察。7日午後、陽泉市にある百団大戦記念碑広場を訪れ、八路軍烈士に献花した。その後、百団大戦記念館を見学し、抗日戦争における中国共産党と中国人民の団結と勇気を称賛。百団大戦の歴史的な意義を強調し、抗戦精神を後世に伝えることの重要性を語った。
その後、習国家主席は陽泉閥門股フン有限公司を訪れ、山西省の産業転換に関する報告を受けた。習国家主席は企業の製造ラインを視察し、伝統的な製造業における技術革新と活性化の重要性を指摘した。習国家主席は、伝統産業が新たな技術と設備を取り入れることで、より高い生産性と競争力を発揮するべきだとの考えを示した。
8日には山西省委員会および省政府の報告を受け、山西省の進展を評価するとともに、今後の取り組みについて指針を示した。習国家主席は、エネルギー転換、産業のアップグレード、多元的な発展に向けた改革を加速し、特に石炭産業の高付加価値化を進める必要性を訴えた。また、風力発電、太陽光発電、水素エネルギーなど新たなエネルギー開発にも力を入れるよう指示した。
習国家主席は、転換期における安全確保も強調し、雇用、企業、市場、予測の安定を図るべきだと述べた。さらに、社会治安や環境保護への対応を強化し、重大な事故の防止策を徹底するよう求めた。