8日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日ぶりに反発。前場終値は前日比0.78%高の24073.04ポイントだった。中国企業指数0.84%高の8681.15ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1171億9000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付くと、もみ合いながら上げ幅を拡大し、心理的節目の24000ポイントを回復。前日まで3営業日続落した後とあって、買い戻しが優勢。トランプ関税が世界経済に及ぼす影響が懸念されているものの、米中協議の進展に対する期待が買いを支えた。ベッセント米財務長官は7日、今後数週間内に中国側と会談し、通商を含む幅広い議題で協議を推進する意向を示した。
個別では、前日に安かった太陽光パネル用ガラスの信義光能(
00968)が反発。光学部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)、教育関連の新東方教育科技(
09901)、自社開発の動画生成向け大規模モデルが注目されている快手科技(
01024)と百度(
09888)、宝飾品大手の周大福珠宝(
01929)も大幅高。半面、製薬の中国生物製薬(
01177)、海運の東方海外(
00316)、香港不動産関連の九龍倉置業地産(
01997)と恒基兆業地産(
00012)などが下げた。