2025-07-07 |
中国/マーケット/証券 |
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本土大引け:3日続伸、約9カ月ぶり高値を連日で更新 電力株が全面高
週明け7日の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に3営業日続伸。終値は前営業日比0.02%高の3473.13ポイントだった。深セン成分指数は0.70%安の10435.51ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆2086億5000万元だった。
上海総合指数はマイナス圏での推移が目立ったが、終盤に下げ幅を縮小すると、終値は昨年10月8日以来、約9カ月ぶりの高値を連日で更新した。4日はNY市場が独立記念日で休場とあって手掛かり材料に乏しかったものの、2025年6月中間決算の発表シーズンを前に好業績が期待される銘柄などを中心に買いが広がったほか、中国政府による景気対策への期待感も相場を支えた。セクター別では、電力が全面高となったほか、送電網・電源設備、公共事業なども買われた。半面、貴金属やバイオ製品、ゲームなどが売られた。
A株市場では、分衆伝媒信息技術(
002027)や中国民生銀行(
600016)が大きく上げたほか、招商局蛇口工業区控股(
001979)や万科企業(
000002)、上海汽車集団(
600104)も高かった。半面、長春高新技術産業(
000661)や歌爾(
002241)が大幅安。中国神華能源(
601088)や中国アルミ(
601600)も売られた。
上海B株指数は0.15%高の259.85ポイント、深センB株指数は0.25%安の1232.92ポイント。