英ナショナル・グリッドが傘下の英液化天然ガス(LNG)ターミナル「Grain LNG」の売却を進めている件について、長江グループ系の公益事業者、長江インフラ(
01038)が最終入札段階まで残っていることがわかった。もう一方の入札者はカナダ・オンタリオ州の公務員年金基金を含むコンソーシアムで、Grain LNGの評価額は最大で20億ポンド(約210億HKドル)に達する可能性がある。『香港経済日報』が4日、外電を引用して伝えた。
ナショナル・グリッドは売却案を精査しており、早ければ8月中にも買収先と合意を目指している。Grain LNGを巡っては、当初約20社が関心を示していたが、英エネルギー大手のセントリカはすでに入札から撤退している。長江インフラとオンタリオ州の公務員年金基金、セントリカ、ナショナル・グリッドからコメントは得られていない。
長江インフラの株価は日本時間午後3時26分現在、前営業日比1.79%安の52.00HKドルで推移している。