2025-07-07 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】小動きで始まるか、前週末のNY市場が休場で手掛かり難
週明け7日の香港市場は小動きで始まるか。4日はNY市場が独立記念日で休場だったとあって、手掛かり難から投資家が積極的な売買を控えるだろう。半面、ハンセン指数の前週末終値は6月23日以来およそ2週間ぶりの安値圏となり、自律反発を見込む買いが入りやすい。きょうは心理的節目の24000ポイント付近でもみ合う展開が予想される。
米長期金利の上昇圧力も引き続き意識されそうだ。3日発表の6月の米雇用統計で非農業部門の就業者数が市場予想を上回り、米連邦準備理事会(FRB)による早期の利下げへの期待は後退した。9日には米相互関税の上乗せ税率の停止期間が終わる。基本税率の10%を大きく上回る関税率が各国・地域に課されれば、インフレ圧力の高まりが意識されるだろう。米国を含めて世界の主要国で財政拡張傾向が強まるなか、金利先高観が株式相場の重荷となりかねない。