2025-07-04 |
中国/マーケット/証券 |
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本土大引け:続伸で約9カ月ぶり高値、3500ポイントに迫る場面も
4日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比0.32%高の3472.32ポイントだった。深セン成分指数は0.25%安の10508.76ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆4285億5700万元だった。
上海総合指数は前日終値付近でもみ合った後、その後はプラス圏で推移し、心理的節目の3500ポイントまであと一歩に迫る場面もあった。終盤に上げ幅を縮小したが、終値は昨年10月8日以来、約9カ月ぶりの高値だった。米政府がGEエアロスペースに対し、中国商用飛機(COMAC)が製造する旅客機「C919」向けジェットエンジンの輸出規制を解除したと伝わり、米中関係の改善期待などから買いが広がった。ただ、米雇用統計を受けて米利下げ期待が後退しているほか、週末を前に持ち高調整の売りも広がり、相場の重しとなった。セクター別では、銀行が全面高となったほか、ゲームや電力なども買われた。半面、バッテリー素材が全面安。風力発電設備や造船なども売られた。
A株市場では、巨人網絡集団(
002558)や三七互娯網絡科技集団(
002555)が大幅高となったほか、上海汽車集団(
600104)や中信銀行(
601998)も高かった。半面、浙江水晶光電科技(
002273)や東江環保(
002672)、金風科技(
002202)、紫金鉱業集団(
601899)などが売られた。
上海B株指数は0.02%高の259.47ポイント、深センB株指数は0.02%高の1235.95ポイント。