3日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.18%高の3461.15ポイントだった。深セン成分指数は1.17%高の10534.58ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆3097億5700万元だった。
上海総合指数は前場にマイナス圏に沈む場面もあったものの、後場はプラス圏で推移し、終値は昨年12月12日以来、半年超ぶりの高値だった。米雇用統計の発表を控えて様子見ムードが広がったものの、米国がベトナムと関税交渉で合意したことを受け、米国の関税を巡る懸念がやや後退したほか、中国政府による景気対策への期待も買いを支えた。セクター別では、コンシューマーエレクトロニクスや電子部品、バイオなどが買われた半面、造船や採掘、ゲームなどが売られた。
A株市場では、富士康工業互聯網(
601138)や長春高新技術産業(
000661)がストップ高を付けたほか、香港上場を計画していると明らかにした立訊精密工業(
002475)や6月の販売データを発表した宇通客車(
600066)も高かった。半面、海信家電集団(
000921)や順豊控股(
002352)、中国神華能源(
601088)、江蘇恒立液圧(
601100)などが売られた。
上海B株指数は0.05%高の259.43ポイント、深センB株指数は0.86%高の1235.65ポイント。