2025-07-03 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反発、医薬関連に買いも様子見ムードが重し
3日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前日比0.07%高の3457.36ポイントだった。深セン成分指数は0.75%高の10490.50ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で7919億3300万元だった。
上海総合指数はマイナス圏での推移も目立ったが、前日終値をわずかに上回って前場の取引を終えた。米国の関税を巡る懸念がやや後退したほか、中国政府による景気対策への期待も強いものの、米雇用統計の発表を控えて様子見ムードが広がり、相場の重しとなった。また、中国メディアの財新が3日に発表した2025年6月の財新中国サービス業購買担当者景気指数(PMI)は50.6と景況感の分け目である50を上回ったものの、前月比で0.5ポイント低下し、24年9月(50.3)以来の低水準となったことも嫌気された。セクター別では、バイオや製薬、漢方薬などが買われた半面、造船やゲーム、電子化学品が売られた。
上海B株指数は0.18%安の258.84ポイント、深センB株指数は0.27%高の1228.44ポイントだった。