2025-07-03 |
香港/企業動向/非鉄金属 |
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江西カン鋒リチウム、マリ・リチウムの出資持ち分40%の取得完了
金属リチウムの世界的大手、江西カン鋒リチウム(
01772/
002460)は2日大引け後、アフリカのマリ共和国でリチウム鉱山開発を手掛けるマリ・リチウムの出資持ち分40%を合弁相手の豪レオ・リチウムから取得すると発表していた件について、手続きが完了し、マリ・リチウムが全額出資子会社となったことを明らかにした。
マリ・リチウムがマリ南部で手掛けるGoulamina鉱床の1期プロジェクト(リチウム精鉱の年産能力は50万6000トン)はすでに生産を開始しており、段階的に生産能力を引き上げる計画。また、マリから中国へのリチウム鉱石の輸送ルートも順調に開通し、アフリカでのリチウム資源開発は、実質的な生産段階に移行したとしている。安定的かつ高品位のリチウム資源の確保につながり、自社による資源供給率の向上や収益力の強化が見込まれるとし、将来的な業績への寄与も期待されるとした。